2009年3月31日火曜日

花いちばはこんなところです②この男・・・

















この男、あやしいモノではありません。


そのスジの人でもありません。


貞松幸二(37才)。


れっきとした(株)なにわ花いちばの社員です。


しかもコンピュタの達人、HPの作成、管理者です。


キダ・タロー先生が「なにわのモーツアルト」だとすると、貞松は「なにわ花いちばのビル・ゲイツ」でしょうか。


花いちば社員のイメージは、せり台に立ち、声をはりあげ(時計せりにもかかわらず)、生産者、花屋さんに電話をかけ、産地での総会、研修会におじゃまをする、です。


そんな社員は営業推進部(奥田芳彦部長)に属しています。


生産者、花屋さん、おなじみの面々です。


花いちばにはせりに顔を見せない部署があります。


そのひとつが貞松らの営業開発部(大西常裕部長)です。


その仕事は、私も十分にはわかっていませんが、花を販売するというよりは
どうやったら花が売れるのか、花の普及など幅広く何でも出来る部署です。




web販売が増えている現在、花いちばでのコンピュタの重要性は確実に高まっています。


外からはわかりにくい存在ですが、貞松のようなコンピュタの達人たちの縁の下の力持ち集団は、現在の流通を支えるのに不可欠の人材です。


なにわ花いちばのHPをご覧になるたびに、貞松の顔を思い浮かべてください。


うーん、それは逆効果でイメージダウン?

2009年3月2日月曜日

NaniwaFEX2009セミナー②花屋さん向け

NaniwaFEX2009(2月13~14日)にご参加ありがとうございました。

両日の午前中には前回お知らせしたように、生産者のみなさまむけのセミナーを開きました。

今回は、両日の午後に開いた花屋さんむけのセミナーの内容をお知らせします。





























テーマ

“切り花の寿命を縮める5つの要因と対策”


5つの要因

1 エチレン
エチレン(C2H4)はポリエチレンやプラスチックなど石油製品の原料ですが、植物には老化を早める働きがあります。

①植物体内で作られるエチレン
植物の老化ホルモンであるエチレンは、植物の体内でアミノ酸の一種であるメチオニンから作られます。

②空気中のエチレン
車の排気ガス、石油ストーブの排ガス、タバコの煙にはエチレンが含まれています。


2 バクテリア(細菌)による水あげ不良
バクテリアが水を吸い上げる管である道管(どうかん)を詰まらせると切り花は萎れます。


3 高温による消耗
高温ほど切り花の呼吸量が多くなり、体内の栄養分を消耗してしまいます。


4 空気中のかび(ボトリチス)
湿度が高いと花びら、葉に、かびの種類であるボトリチスが付着し、斑点がつき、褐変します。


5 生け花環境の不良
①高温②乾燥
③直射日光
④連続照明
⑤風
⑥空気中のエチレン
切り花は夜(暗黒)に眠り、疲れ(萎れ)を回復します。つねに照明が当たっている場所では萎れを回復する時間が少ないので日持ちが短くなります。


6 対策
●後処理剤(クリザール、美咲、美ターナルなど)を使いましょう。
●「後処理剤に勝る日持ち延長技術なし」です。
●市販の後処理の成分は、抗菌剤+砂糖+界面活性剤です。
●抗菌剤:花びん、バケットの水のバクテリア(細菌)の増殖を抑え、水の腐敗を防ぎます。
●砂糖:切り花の栄養分です。つぼみが完全に開き、花が大きく、花色が鮮やかになります。
●界面活性剤:洗剤の成分で、水あげが良くなります。


後処理剤を使うと花びんの水が腐るのを防ぎますので、水換えが不要になり、日持ちが延びます。
花屋さん自身が後処理剤を使うだけでなく、消費者にも後処理剤を薦めましょう。