先にお知らせしたように「赤バラ品種グランプリ、RR-1」が6月8日(月)に開催されました。生産者のみなさま方から自慢の赤バラ47品種を出品していただきました。花屋さんにはせり前、せり後にお気に入り品種に投票していただきました。その様子および投票結果はなにわ花いちばHPでご覧いただけます。
212名の花屋さん(男性166名、女性46名)が選んだお気に入りの赤バラは、1位サムライ2008、2位レッドスター、3位レッドフランスでした。このグランプリからいろんなことがわかります。
1.グランプリの順位は市場への入荷量とはまったく関係がない。スタンダード赤バラでは年間入荷量の46%(6月だけでは60%)がローテローゼですが、グランプリでは10位でした。
2.現在の入荷量は少ないが花屋さんから大きな支持をいただいた品種があります。1位のサムライ2008、2位のレッドフランス、4位のロッソクラシコ、5位のレッドイントゥ-ション、6位のティントです。
3.上位に入賞はしませんでしたが、一人だけの花屋さんが最高点をつけた品種が10品種もありました。つまり、特定の花屋さんから熱烈に支持された品種、その花屋さんこだわりの赤バラです。たくさんの品種があることがバラ産業の活力で、特定の花屋さんがこだわる品種はとても大事です。
「花は見られて飽きられる」は花の宿命です。つねに目新しさを提供し続けねばなりません。万人受け品種とちょっとこだわり品種の両方が必要です。
多くの示唆に富んだRR-1でした。くわしい結果がお知りになりたい方は担当にご連絡下さい。